赤ちゃんが抱っこ紐を嫌がるときは?
「抱っこ紐に入れると泣くの!」
「この抱っこ紐、赤ちゃんに合わない気がする・・・」
せっかく育児が楽しくなると思って購入した抱っこ紐、赤ちゃんがギャーギャー泣いてしまって、抱っこ紐を買う前より疲れてしまった。
ただでさえ慣れない育児に苦労しているのに、余計ストレスになってしまっては本末転倒です!
まずは、赤ちゃんが泣いてしまう理由を探ってみましょう。
もくじ
赤ちゃんが抱っこ紐を嫌がるときは?
赤ちゃんは、抱っこが大好きです。
ママやパパの肌の温もりを感じ、安心できるからです。
抱っこ紐は、腕だけでは大変な抱っこの負担を減らすために作られたアイテム。
だから、抱っこが大好きな赤ちゃんが、『抱っこ紐で泣くはずがない!!』と、つい思ってしまいますね。
しかし、抱っこ紐で赤ちゃんが泣いてしまうケースもあります。
それは、どんな時?どんな抱っこ紐?なのかを詳しくお伝えしますね!
嫌がる理由はさまざま
抱っこ大好き赤ちゃんが、抱っこ紐で泣いてしまう理由はさまざまです。
抱っこ紐そのものが赤ちゃんに合っていないとき、抱っこ紐の種類やサイズが合っていないとき、赤ちゃんの居心地などが挙げられます。
まだ、話すことができない赤ちゃんは『ここがイヤ!!』って教えてくれません。
赤ちゃんが抱っこ紐でなく理由を知っていたら、対処することができますね^^
その1:抱っこ紐のサイズが合っていない
赤ちゃんが抱っこ紐の中でご機嫌でいられるのは、しっかりとホールド(密着)されていて、ママやパパの心音を聴くことができるからです。
心音を聴くことで、赤ちゃんは安心します。また、ママやパパの肌の温もりを感じることでさらに安心感を得ます。
サイズが合っていないと、適度なホールド感がなく、抱っこそのものが不安定になります。
そのため、赤ちゃんが不安を感じ泣いてしまいます。
抱っこ紐には、サイズ調節ができるタイプとできないタイプ、そしてベビーラップのようなサイズがないタイプと様々です。
抱っこ紐の種類など、詳しい内容は『抱っこ紐の選び方・・・オススメの方法はコレ!』をご覧くださいね!
サイズ調節機能がついているタイプ(多機能型の抱っこ紐)は、パパと兼用しているためサイズ調節をおろそかにしていませんか?
赤ちゃんを抱っこする位置は、普段手で抱っこする位置です。
面倒かもしれませんが、抱っこする人の体格に合わせて、赤ちゃんが正しい位置に来るように調整しましょう。
サイズ調節機能がついていないタイプの抱っこ紐は、購入時にしっかりとサイズを確認しましょう。
パパとママの体格が違う場合は、それぞれのものを購入する必要があります。
予算的に1つしか買えない場合は、たくさん抱っこする人に合わせて購入しましょう。
抱っこ紐の中が暑い
抱っこ紐を使用しなくても、暑さを感じる抱っこ。
それは、赤ちゃんの体温は大人より高く、ママの体温と重なり合うことでさらに暑さを感じやすくなります。
抱っこ紐を使用すると、熱が逃げにくいためさらに高温になってしまいます。
そのため、汗をかかない程度に風を通してあげるか、通気性の良いタイプの抱っこ紐がおすすめです。
また、ママも赤ちゃんも薄手の衣類を着用するなどの工夫してみてくださいね!
どんなタイプの抱っこ紐でも、赤ちゃんと密着するため「暑さ」を感じることには変わりませんが、通気性のために大きなサイズを使用することは避けましょう。
居心地がよくない
想像してください。
羽毛布団のようなフワフワの布団と、ごわつきを感じる肌触りの布団。
どちらで、寝たいですか?
わたしは、羽毛布団で寝たいです!すごくいい睡眠がとれる気がするからです。
それは、赤ちゃんも一緒です。
ゴワゴワの抱っこ紐より、フワフワの抱っこ紐の方が居心地がいいです。
抱っこ紐の生地が硬いタイプは、赤ちゃんの居心地が悪くなってしまう可能性があります。
まだ、肌の弱い赤ちゃんには、綿素材が1番いいですね!(汗の吸収もいいため)
多機能型の抱っこ紐を使用しているときは、プラスチックの留め具が赤ちゃんに当たっている可能性もございます。
そのときは、適切な位置に留め具が来るように調整しましょう。
降ろした時にも泣き続ける
抱っこ紐に入れた時も降ろしても泣き止まない場合は、抱っこ紐が原因ではない可能性が高いですね。
おなかが減っている、もしくは、おむつが気持ち悪いなどの様子を見てあげましょう。
また、『もっと抱っこしてほしい!!』という赤ちゃんからのメッセージもあります。
もともと抱っこが好きなため、たくさん抱っこしてほしいと感じているかもしれませんね!
そのときは、体力が続く限り抱っこしてほしいです。
が、ママはいろいろ大変ですから、ときには心を鬼にして『今は家事をしなきゃいけないから、抱っこできないの、、、』と赤ちゃんに伝えてくださいね!
助産師からのアドバイス
赤ちゃんを抱っこ紐に入れた時に泣いてしまうと、どうしていいかわからずに本当に疲れてしまいます。
私が診てきた中では、おなかが減っているだけだったり、おむつの中が気持ち悪かったりするケースが多かったです。
抱っこ紐は、お母さんの抱っこに近い状態で使えることがポイントですね。
まずは、焦らずに赤ちゃんが泣いている原因をゆっくりと探ってあげましょう。