【母乳育児がつらい】大変と感じる女性が多い!?原因と対処法
もくじ
母乳育児がつらいと大変
母乳育児は赤ちゃんにとって大切な栄養源ですが、実際に経験してみると想像以上に大変だと感じる方も多いようです。
体の痛みや心の不安、そして思うように授乳が進まないときのストレスなど、さまざまな負担がのしかかってきます。
周囲に相談しづらく、一人で抱え込んでしまう方も少なくありません。
母乳育児がうまくいかないと、自分を責めてしまうこともありますが、つらさを感じるのは決しておかしいことではありません。
どんなに愛情を注いでいても、育児は体力も気力も使うものです。
まずは自分の気持ちに気づいて、無理をしすぎないことが大切です。
母乳育児がつらいと大変1・乳房のトラブルがつらくて大変
母乳育児を始めたばかりの頃に多くの方が直面するのが、乳首や乳房のトラブルです。
乳首が切れてしまったり、吸われることで出血することもあり、授乳のたびに強い痛みを感じる方もいます。
また、乳腺炎などで乳房が腫れて熱を持ち、痛みだけでなく発熱や体調不良につながることもあります。
こうしたトラブルがあると授乳すること自体が恐怖になってしまい、育児への自信を失うこともあります。
つらいときは、助産師さんや医療機関に相談することも選択肢にして、早めの対応を心がけたいですね。
母乳育児がつらいと大変2・睡眠不足がつらくて大変
夜中も何度も起きて授乳をする日が続くと、睡眠時間が細切れになってしまい、慢性的な寝不足になります。
授乳後すぐに赤ちゃんが寝てくれるとは限らず、寝かしつけに時間がかかることもあるため、まとまった休息がとれないことが多いです。
昼間も赤ちゃんのお世話があるため、ゆっくり休む時間を確保するのは難しく、体だけでなく気持ちにも余裕がなくなってしまいます。
睡眠不足が続くと、ちょっとしたことでイライラしたり涙が出てしまうこともあります。
自分が眠れるタイミングを見つけて、意識的に体を休めることが大切です。
母乳育児がつらいと大変3・授乳のストレスがつらくて大変
母乳育児には、うまくいかないことからくるストレスもつきものです。
赤ちゃんがうまく吸えなかったり、泣いてばかりで授乳が進まなかったりすると、「ちゃんと飲めていないのでは」「自分の母乳が足りないのでは」といった不安が募ります。
また、周囲からのアドバイスが逆にプレッシャーになることもあり、自分のやり方に自信を持てなくなることもあります。
授乳がうまくいかないと、楽しむはずの育児がつらく感じてしまうこともあるので、ひとりで抱え込まずに、心を許せる人に話すことも心のケアにつながります。
母乳育児がつらいと原因
母乳育児がつらいと感じる背景には、さまざまな原因があります。
体の痛みや疲労だけでなく、心の状態やホルモンの影響など、目に見えない部分が大きく関係していることもあります。
育児書に書いてある通りにいかない現実や、思い通りにできないもどかしさに悩むこともあります。
ここでは、母乳育児が大変だと感じる主な原因について詳しく見ていきます。
原因を知ることで、少しでも気持ちが軽くなったり、自分に合った対策を考えるきっかけになるといいですね。
母乳育児がつらいと原因1・乳首の痛みや傷、出血によるトラブル
授乳のたびに乳首に強い痛みを感じるようになると、次の授乳が怖くなってしまいます。
赤ちゃんの吸いつき方がうまくなかったり、乳首に負担がかかる姿勢が続くと、傷ができたり出血することもあります。
こうした症状は、多くのママが経験するものですが、あまり人に話しづらく、一人で悩んでしまうことも多いようです。
痛みがひどい場合は無理に我慢せず、早めにケア用品を使ったり、助産師さんに相談することも大切です。
自分に合った方法で対処することで、痛みをやわらげることができます。
母乳育児がつらいと原因2・夜間の授乳が体力的につらいため
夜中に何度も起きて授乳をすることが続くと、体力的な消耗が激しくなります。
特に産後間もない時期は、体がまだ回復しきっていないため、夜間の頻回授乳がさらに負担になります。
また、昼夜の区別がない赤ちゃんの生活リズムに付き合うことで、睡眠のリズムが崩れ、心身の疲れがどんどん蓄積していきます。
家族に協力してもらったり、赤ちゃんが寝ている間に一緒に休むなど、体を少しでも回復させる工夫が必要です。
無理をせず、できる範囲で休息をとることが大切です。
母乳育児がつらいと原因3・ホルモンバランスの変動により、授乳のときに気分が落ち込むことがある
産後はホルモンの変動が大きく、気分の浮き沈みを感じやすくなります。
授乳中にふと気分が沈んだり、涙が出そうになったりするのは、決して珍しいことではありません。
とくに授乳時に不安や悲しさを感じる「D-MER(不快性射乳反射)」という症状を経験する方もいて、本人も理由がわからず戸惑うことがあります。
こうした気持ちは、自分の意思でコントロールできるものではないため、無理に元気になろうとせず、まずは「自分の心が疲れているかもしれない」と気づくことが大切です。
母乳育児がつらいと対処法
母乳育児がつらいときは、無理をせず自分の体と心を守ることを最優先に考えてほしいです。
授乳の方法やスタイルは一つではなく、ママと赤ちゃんが心地よく過ごせる方法を見つけていくことが大切です。
ここでは、少しでも授乳を楽にするための具体的な対処法をご紹介します。
無理をしすぎず、周りの手を借りながら、自分にとってベストな選択を見つけていきましょう。
母乳育児がつらいと対処法1・授乳姿勢を見直し楽な姿勢で授乳する/体を意識的に休める
授乳がつらく感じる原因のひとつに、姿勢の悪さがあります。
赤ちゃんに飲ませやすい姿勢ばかりを優先して、ママの体が無理をしてしまっていることもあります。
授乳クッションや椅子の背もたれなどを活用して、できるだけ体への負担が少ない姿勢を心がけると楽になります。
また、赤ちゃんが寝ているときは家事を休んででも自分も一緒に休むなど、意識的に体を休めることも大切です。
毎日の小さな工夫が、母乳育児のつらさを和らげてくれることがあります。
母乳育児がつらいと対処法2・母乳だけで負担が大きい場合は、ミルクの併用を検討する/ミルクを使用する場合は、徐々にミルクの量を増やす
母乳だけにこだわるあまり、自分を追い込んでしまう方もいますが、ミルクを併用することで育児がぐっと楽になることもあります。
完全母乳を目指す必要はなく、赤ちゃんの成長やママの体調に合わせて柔軟に対応することが大切です。
ミルクに切り替える際には、赤ちゃんの反応を見ながら少しずつ量を調整していくと安心です。
育児に正解はなく、ママと赤ちゃんが笑顔でいられる方法を見つけていくことが一番大切です。
母乳育児がつらいと対処法3・パートナーや家族に手伝ってもらう/気持ちを吐き出すために経験をある友人や先輩に相談する
一人で育児を抱え込んでしまうと、気持ちがどんどん追い込まれてしまいます。
そんなときは、パートナーや家族に授乳以外のことを手伝ってもらうだけでも気持ちが少し楽になります。
また、同じような経験をした友人や先輩ママに話を聞いてもらうだけでも心が軽くなることがあります。
自分の気持ちを口にすることは、精神的なリフレッシュにもつながります。
誰かに頼ることは悪いことではなく、大切な自己ケアのひとつです。
母乳育児がつらいと女性が多い
母乳育児がつらいと感じる女性はとても多く、決して珍しいことではありません。
初めての育児で戸惑いながらも「母乳で育てたい」という思いを持つ方は多いですが、現実は理想通りにいかないことも多く、そのギャップに悩まされることもあります。
周囲の目やアドバイスに振り回されたり、思うように母乳が出なかったり、赤ちゃんが飲んでくれなかったりすることで、自分を責めてしまう方もいます。
母乳育児がつらいと感じることは、弱さではなく自然な感情です。
一人で抱え込まずに、少しずつできることから始めていくことが大切です。
母乳育児がつらいと女性が多い1・母乳を完全にやめても、粉ミルクが問題を起こすこともある懸念
母乳育児がつらくて完全にやめようと思っても、「粉ミルクに切り替えて大丈夫だろうか」と不安になる方は多いです。
赤ちゃんの便の状態が変わったり、飲み方にムラが出たりすると、「粉ミルクが合っていないのかも」と心配になることもあります。
周囲の人に相談しても、母乳をすすめられることがあり、「やっぱり母乳がいいのかな」と葛藤してしまう方もいるようです。
でも、母乳かミルクかというよりも、赤ちゃんが元気に育つためにどうサポートしていくかが大切です。
粉ミルクに切り替えたとしても、それは愛情のある育児に変わりはありません。
母乳育児がつらいと女性が多い2・母乳を飲んでくれない時や、母乳が十分に出ない時はイライラする
赤ちゃんが母乳を飲んでくれなかったり、思ったより母乳が出なかったりすると、不安やイライラが募ることがあります。
赤ちゃんの成長に影響があるのではないか、自分の母乳に問題があるのではと、心配がどんどん大きくなることもあります。
特に睡眠不足や体の疲れが重なると、ちょっとしたことでも感情が揺れやすくなります。
そんな時は、赤ちゃんの様子をよく観察しながら、できる範囲で対応していくことが大切です。
焦らず、ママと赤ちゃんのペースに合わせて進めることが、心の安定につながります。
母乳育児がつらいと女性が多い3・授乳中や授乳後に赤ちゃんが泣くことがある/家族から栄養が足りないのではと誤解され、精神的につらい
母乳をあげた直後に赤ちゃんが泣いてしまうと、「ちゃんと飲めていないのかも」「足りていないのかな」と不安になることがあります。
さらに、家族から「母乳が足りないんじゃない?」と言われると、自分の育児に自信を失ってしまうこともあるようです。
母乳がどれだけ出ているのかは目に見えないため、不安を感じるのは当然のことです。
赤ちゃんの泣く理由はお腹だけではなく、眠い、抱っこしてほしいなどさまざまです。
すぐに母乳のせいと決めつけずに、赤ちゃんの全体の様子を見ながら、必要な時は医師や助産師に相談することも心の安心につながります。
母乳育児がつらいのまとめ
母乳育児がつらいと感じるのは、母親として真剣に向き合っている証です。
無理にがんばろうとせず、自分自身の体と心を大切にすることを忘れないでください。
つらいときには人に頼り、自分のペースで進めていくことが大切です。
どんな形でも赤ちゃんを思う気持ちは、しっかりと伝わっています。
母乳育児がつらいのよくある質問
育児を進める中で、多くの方が同じような疑問や悩みを抱えています。
授乳に関する姿勢や赤ちゃんの様子、体の不調など、少しでも不安を感じたら、遠慮せずに調べたり人に相談してみてください。
悩みを共有するだけでも、気持ちが軽くなることがあります。
授乳の姿勢
授乳の姿勢は、母乳育児の快適さに大きく影響します。
赤ちゃんの口の位置が乳首と合っていなかったり、ママの体勢が不安定だったりすると、赤ちゃんがうまく飲めないだけでなく、ママの体にも負担がかかってしまいます。
特に肩や腰、首のこりにつながることが多く、長時間続けると痛みを感じやすくなります。
授乳クッションを使ったり、背もたれや足元にクッションを入れて体を安定させるなど、体に負担のかからない姿勢を工夫することが大切です。
無理なく続けられる姿勢を見つけることで、授乳が少し楽に感じられるようになります。
関連ページ:【授乳の姿勢】おすすめや正しい母乳のやり方
授乳姿勢で大きくなったら
赤ちゃんが成長してくると、これまでと同じ授乳姿勢ではしっくりこないと感じることがあります。
体が大きくなったことで赤ちゃんの動きが活発になり、授乳中に手足をバタバタさせたり、興味のあるものに気を取られて集中してくれないこともあります。
また、重さも増してくるため、これまでの抱き方ではママの腕や肩に負担がかかってしまうこともあるようです。
赤ちゃんの成長に合わせて姿勢を見直し、必要に応じて授乳クッションや椅子の高さを調整するとよいです。
自分と赤ちゃんの心地よいスタイルを探しながら続けていくことが大切です。
関連ページ:【授乳姿勢で大きくなったら】時期や抱き方のポイントと注意点
授乳を自分から離すと泣く
授乳を終えて赤ちゃんを離そうとすると泣き出してしまうという悩みは、多くのママが経験しています。
赤ちゃんにとって授乳は、お腹を満たすだけでなく、安心感を得る時間でもあります。
そのため、まだ飲みたいわけではなくても、ママの温もりを感じていたいという理由で泣いてしまうこともあるようです。
また、眠たいタイミングで授乳を終えると、満足感が得られずにぐずることもあります。
そんな時は、無理に離さずに少し抱っこを続けたり、優しく声をかけながら徐々に気持ちを切り替えていくと、赤ちゃんも安心しやすくなります。
関連ページ:【授乳を自分から離すと泣く】原因と対処法
授乳の肩こりグッズ
授乳中に同じ姿勢が続くことで、肩こりに悩むママは少なくありません。
特に新生児期は授乳回数が多く、日中も夜中も同じような姿勢が続くため、首から肩、背中まで慢性的なこりを感じる方もいます。
そんなときに役立つのが、肩こり対策グッズです。
授乳クッションはもちろん、首元を温めるネックウォーマーや、自分で押せるツボ押しグッズ、ストレッチポールなどを使うことで、血流を促し筋肉の緊張を和らげることができます。
無理のない範囲で毎日少しずつケアしていくことが、育児の疲労軽減にもつながります。
関連ページ:【授乳の肩こりグッズ】理由やおすすめの解消
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