【授乳姿勢で大きくなったら】時期や抱き方のポイントと注意点
もくじ
授乳姿勢で大きくなったらと時期
赤ちゃんが成長してくると、授乳姿勢も少しずつ変化していきますよね。
新生児期は小さな体をしっかり支えることが必要ですが、月齢が進むと赤ちゃんの首や体がしっかりしてきて、ママの体への負担も軽くなっていくことが多いです。
とはいえ、どの時期にも合った姿勢を選ぶことはとても大切で、間違った姿勢を続けてしまうと肩や腰に負担がかかったり、赤ちゃんが飲みにくくなってしまうことも。
ここでは、赤ちゃんの成長段階に応じた授乳姿勢のコツや工夫についてご紹介していきます。
授乳姿勢で大きくなったらと時期1・首すわり前はクッションや丸めたタオルで赤ちゃんを支える
首がすわる前の赤ちゃんは、まだ自分で頭を支えることができません。
そのため、授乳の際はママがしっかりとサポートしてあげる必要があります。
この時期に便利なのが授乳クッションや丸めたタオルです。
これらを使って赤ちゃんの体をしっかりと支えることで、ママの腕や肩にかかる負担も軽くなります。
また、赤ちゃんの体がぐらぐらしているとおっぱいにうまく吸いつけないため、安定させてあげることがとても大切です。
赤ちゃんの顔とおっぱいが自然に向かい合うようにして、リラックスできる環境を整えてあげるようにしましょう。
授乳姿勢で大きくなったらと時期2・首すわり後はクッションを使わずに授乳したり、だっこしたりするなど、姿勢が変化していく
赤ちゃんの首がしっかりすわるようになると、授乳のスタイルも少し自由度が増していきます。
授乳クッションを使わずに、抱っこしたまま授乳することもできるようになってきます。
この時期になると赤ちゃんも体を自分で少し動かせるようになり、飲みやすい姿勢を自ら探すことも増えてきます。
ただし、まだ完全に体が安定しているわけではないので、ママがしっかり支えながら、赤ちゃんの体がねじれないよう注意しましょう。
クッションが不要になることで、外出先でも授乳しやすくなるというメリットもあります。
授乳姿勢で大きくなったらと時期3・赤ちゃんが大きくなるにつれて、おっぱいを効率よく飲めて、母親が疲れにくいようにすることが大切
赤ちゃんが成長すると、おっぱいを飲む力もついてきて、授乳時間が短くなることもあります。
ですが、体重が増えるにつれて赤ちゃんの体を支えるのが大変になるという新たな課題も出てきます。
特に腕や腰に負担がかかりやすくなるため、無理のない姿勢で授乳することがとても大切です。
効率よく飲めるように赤ちゃんの体勢を整えたり、ママ自身が楽に構えられるように椅子の高さや角度を調整するなど、工夫が必要になってきます。
体が大きくなっても、リラックスして授乳できる環境を整えることが、快適な母乳育児の鍵になります。
授乳姿勢で大きくなったらと抱き方
赤ちゃんの体が大きくなってくると、授乳のたびに「抱っこが重くなってきたな」と感じること、ありますよね。
成長するにつれて赤ちゃんの動きも活発になり、飲みながら手足を動かすなど、授乳時の姿勢を保つのが難しくなる場面も増えてきます。
そんな時期こそ、抱き方に少し工夫を加えることで、ママの体への負担を軽減しながらスムーズに授乳ができるようになります。
ここでは、赤ちゃんが大きくなった時期におすすめの抱き方や、姿勢を安定させるためのコツについてお伝えしていきます。
授乳姿勢で大きくなったらと抱き方1・授乳クッションを上手に活用して、腕・腰の負担を軽くしましょう
赤ちゃんが成長してくると、重みで腕や腰への負担が一気に増しますよね。
そんな時は、授乳クッションをうまく活用することがとても有効です。
クッションに赤ちゃんの体を預けることで、腕にかかる重みが分散されて、長時間の授乳でも疲れにくくなります。
また、腰の後ろに小さなクッションを入れると姿勢が安定し、前かがみにならずに楽な姿勢を保てます。
クッションの厚さや硬さにも違いがあるので、自分に合ったものを選ぶことも大切です。
赤ちゃんが大きくなっても、授乳の負担を最小限にするための工夫を取り入れてみてください。
授乳姿勢で大きくなったらと抱き方2・赤ちゃんの口と乳首の高さを合わせるのが基本です
赤ちゃんの成長にあわせて、授乳時のポジションも見直すことが必要になります。
大切なのは、赤ちゃんの口の高さと乳首の位置をしっかりと合わせることです。
赤ちゃんが下から見上げるような姿勢だと首に負担がかかり、うまく吸えなかったり、母乳の飲み残しが出やすくなってしまいます。
また、ママが体を前に倒して高さを調整しようとすると、首や肩に痛みが出やすくなるため、赤ちゃんの位置を調整する方が無理なく続けやすいです。
授乳クッションやバスタオルを使って高さを整えることで、赤ちゃんもママも快適に授乳ができます。
授乳姿勢で大きくなったらと抱き方3・授乳中は赤ちゃんの顔がママの方を向き、体もねじれないように注意
授乳のときに赤ちゃんの体がねじれていたり、顔だけがママの方を向いているような姿勢は避けた方が良いです。
これは飲みにくさの原因になるだけでなく、赤ちゃんの体に負担をかけてしまうこともあります。
理想的なのは、赤ちゃんの顔と体がママの方にまっすぐ向いている姿勢です。
この状態だと、赤ちゃんが安心しておっぱいに集中できるだけでなく、ママもおっぱいの含ませ方を調整しやすくなります。
授乳中は赤ちゃんの足先まで意識して、全身がママの体に沿って自然に寄り添うように抱っこするのがポイントです。
授乳姿勢で大きくなったらとポイント
赤ちゃんが大きくなってくると、「この抱き方で合っているのかな?」と不安に思うこともありますよね。
成長に伴って授乳スタイルも自然と変化していきますが、意識しておきたい基本的なポイントは変わりません。
赤ちゃんが無理なくおっぱいを飲めて、ママの体も痛くなりにくい。
そんな授乳時間をつくるためには、小さなコツの積み重ねが大切になってきます。
ここでは、赤ちゃんが成長してからの授乳で押さえておきたいポイントを、やさしくわかりやすくお伝えします。
授乳姿勢で大きくなったらとポイント1・赤ちゃんをおっぱいに近づけるようにして授乳する
授乳中にママが体を赤ちゃんに寄せるのではなく、赤ちゃんの体をおっぱいの位置に近づけることが大切です。
ママが前のめりになってしまうと、背中や腰への負担が大きくなり、長時間の授乳がつらくなってしまいます。
一方で、赤ちゃんをしっかり抱き寄せて、おっぱいの高さまで持ち上げるようにすると、ママの姿勢も自然と楽になります。
このとき、授乳クッションやタオルを使って高さを調整するとさらに快適です。
姿勢をほんの少し意識するだけで、授乳時間の疲れがぐっと軽くなることもあるので、ぜひ試してみてください。
授乳姿勢で大きくなったらとポイント2・赤ちゃんが楽に吸えるような姿勢を保つ
授乳中の姿勢で最も大切なのは、赤ちゃんが楽におっぱいを吸える体勢をつくることです。
おっぱいをしっかり吸えないと、飲むのに時間がかかったり、途中で疲れてしまって飲み残してしまうこともあります。
その結果、母乳の分泌がうまくいかなくなったり、ママの乳房に張りが残ってしまったりすることも。
赤ちゃんが首を無理なく動かせて、顔と体がまっすぐ向いていること、乳首と口の高さが合っていること、そして赤ちゃんの体が安定していること。
こうした小さな条件を整えることで、飲みやすさがぐんと変わってきます。
授乳姿勢で大きくなったらとポイント3・赤ちゃんをしっかりと支える
授乳中、赤ちゃんをしっかり支えることはママと赤ちゃん双方にとってとても大切です。
赤ちゃんの体が不安定だと、うまく吸えなかったり、途中で口が外れてしまったりする原因になります。
特に大きくなってくると赤ちゃんの体も重くなり、姿勢を保つのが難しくなりがちです。
そんなときこそ、赤ちゃんの首、背中、お尻をきちんと支えることを意識しましょう。
支え方ひとつで、赤ちゃんが安心して飲めるようになり、ママの手や腕の疲れも軽減されます。
安定感のある抱き方を心がけることで、授乳時間がもっと楽になりますよ。
授乳姿勢で大きくなったらと注意点
赤ちゃんが成長してくると、授乳時の姿勢や周囲の環境にも少しずつ注意が必要になってきます。
体が大きくなることで赤ちゃん自身も動きやすくなり、今までと同じ姿勢ではうまくいかなくなることも増えてきますよね。
ママの体の負担も増えるため、授乳のたびに疲れてしまったり、腰や肩に痛みを感じることもあるかもしれません。
ここでは、赤ちゃんが大きくなった時期に意識したい授乳姿勢での注意点についてお伝えします。
ちょっとした意識で、毎日の授乳をもっと快適にすることができます。
授乳姿勢で大きくなったらと注意点1・赤ちゃんの口と乳首の高さを合わせる/赤ちゃんが見上げるような姿勢になってしまうと、飲みづらくなり、空気を飲み込みやすくなる
授乳中に赤ちゃんの口と乳首の高さが合っていないと、赤ちゃんは不自然な姿勢でおっぱいを飲むことになります。
特に、赤ちゃんが顔を上に向けて見上げるような体勢では、喉の角度が合わずにうまく飲めなかったり、空気を一緒に吸い込んでしまいやすくなります。
空気を飲み込むとゲップが出にくくなり、吐き戻しやお腹の張りにつながることもあるため注意が必要です。
赤ちゃんが自然におっぱいに吸いつけるよう、体と頭が一直線になるようにし、高さの調整にはクッションやタオルなどをうまく活用するとよいでしょう。
授乳姿勢で大きくなったらと注意点2・ママの体の負担を減らす工夫をする/授乳中に前かがみにならないよう、背もたれのある道具でサポートする
赤ちゃんが大きくなると、つい無意識に前かがみになってしまうママも多いのではないでしょうか。
でもその姿勢、肩や首、腰にかなりの負担がかかってしまいます。
授乳のたびに同じ姿勢を続けていると、慢性的なコリや痛みの原因にもなります。
背もたれのある椅子を使ったり、腰の後ろにクッションを入れて骨盤をしっかり立てることで、自然と正しい姿勢がキープしやすくなります。
また、赤ちゃんの位置を上げてあげることで、ママの体を前に倒さなくても授乳ができるようになるので、ぜひ取り入れてみてください。
授乳姿勢で大きくなったらと注意点3・赤ちゃんの動きに注意する/視覚や音の刺激を減らして落ち着いた環境を作る
月齢が進んでくると、赤ちゃんの視覚や聴覚も発達してきて、ちょっとした物音や視界に入った動きにすぐ反応するようになります。
授乳中に赤ちゃんがそわそわして集中できないのは、実はこうした刺激が原因のことも多いです。
テレビの音、スマホの光、部屋の明るさなど、小さな要素が赤ちゃんの気を散らすことにつながってしまいます。
できるだけ落ち着いた空間で授乳することで、赤ちゃんも安心しておっぱいに集中しやすくなります。
少し照明を落としたり、音を静かにするだけでも、驚くほど効果があることがありますよ。
授乳姿勢で大きくなったらのまとめ
赤ちゃんが大きくなってくると、授乳もだんだんと変化していきます。
抱き方や姿勢に少し工夫を加えるだけで、ママの負担が減り、赤ちゃんも安心して飲めるようになります。
ポイントは「無理をしないこと」と「その時の赤ちゃんに合った方法を選ぶこと」。
どんな姿勢が正解かは一人ひとり違うので、自分たちにとって心地よい方法を見つけていけるとよいですね。
授乳姿勢で大きくなったらのよくある質問
授乳についての悩みは、赤ちゃんの成長に応じて変わっていくものです。
ここでは「授乳姿勢で大きくなったら」に関するよくある質問を取り上げていきます。
ちょっとした疑問でも、誰かの参考になるかもしれません。
ご自身のペースで一つずつ解決していけるよう、気軽に読んでみてください。
授乳の姿勢
赤ちゃんが成長すると、授乳の姿勢も少しずつ変えていく必要があります。
今までの姿勢が合わなくなってきたと感じたら、それは赤ちゃんの成長のサイン。
体の支え方や角度を少し調整するだけで、ぐっと飲みやすくなったり、ママの疲れが軽減されたりします。
授乳姿勢に「正解」はありませんが、今の赤ちゃんに合っているかを見直してみるのはとても大事なことです。
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授乳を自分から離すと泣く
授乳をやめたとたん、赤ちゃんが泣き出してしまうこと、ありますよね。
まだ満足していないのかもしれませんし、ただママの温もりが心地よくて離れたくないだけかもしれません。
無理に切り上げず、赤ちゃんの気持ちに寄り添うことが大切です。
しばらく抱っこして安心させてあげると、自然と落ち着くことも多いです。
関連ページ:
授乳の肩こりとグッズ
授乳中の肩こりには、姿勢や道具が大きく関係しています。
長時間同じ姿勢が続くと、どうしても体に負担がかかりますよね。
そんな時は、授乳クッションやサポート用の椅子、腰当てクッションなどを活用して、体をしっかり支える工夫が効果的です。
少しの道具でぐっと楽になることもありますよ。
関連ページ:
母乳育児がつらい
母乳育児に疲れてしまうこと、誰にでもあります。
うまくいかない時、自分だけが大変な気がしてしまうかもしれません。
でも、そんなふうに感じるママはたくさんいます。
一人で抱え込まず、助産師さんや周りの人に相談してみてください。
気持ちが軽くなるだけで、見える景色も少し変わってきます。
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